涙恋ーナミダコイー




「何も無いわけ……」



「何も無いって言ってるでしょ!!」


バンっとテーブルを叩く結衣。



「………」


ハッと、我に返ったような結衣はすぐに俯いた。


「ごめん…。でも本当に何も無いの…」