涙恋ーナミダコイー




確かにそんな事は言った気もする…。


だけど、そんなに毎日話すほど仲良くしなくてもいいじゃん。


「だから、仲良してるだけ。もうこの話はすんなよ」


念を押すかのように、最後の方を強調したような口調。


それだけ言うと、拓真は寝室に戻って行った。


「ほんと…拓真は何も分かって無いよ…」


リビングには私だけが一人取り残された。