「拓真君、私が大きくなったら絶対結婚しようね」 「うん。結衣ちゃんも僕以外の男の子と仲良くしたらダメだよ?」 そう言って君は私の手をそっと握ってくれた。 お互い小さな手だったけど、温かかったのを覚えてる。 「拓馬君以外に好きな人何て出来る訳ないよ!」 私は君の手をぎゅっと握り返す。 力いっぱい…ぎゅーっと握り返した。