だけど、未来が動こうとしない。 「結衣、おいて行くよ」 そんな事もお構いなしにスタスタと私の先を歩く拓真。 「待って、拓真!未来が動かないのー」 はぁっとため息交じりに戻って来た拓真は軽々と未来を肩車する。 そう言うところはお父さんなんだなーと感じる。