涙恋ーナミダコイー



「はいはい。日直だからしかたないだろ」


そう言って割り込んできたのは目の敵となっている新君。


「うるさい。俺が変わってやる」


新君から日誌を奪う。


「良いって。俺が結衣としたいんだから」


「新君!?」


そんなことを言ったら火に油を注ぐようなもの!


恐る恐る拓真をみると、じっと新君を睨めつける。