え……? 誰? 私の声じゃないのに拓真が呼ばれる。 「何してんのぉ?」 ぎゅっと自分の腕を拓真の腕に絡めて甘える声を出す。 「めし待ち」 拓真は嫌な顔もせずその腕を振り払おうとはしなかった。 「ご飯なら~私の唇を召し上がって良いよ?」 そう言うと拓真の首に手を回して少し背伸びして拓真との距離を縮める。