涙恋ーナミダコイー



結衣は行かないと言っていたけど、多分あいつの所に行く。


だから、俺のところになんて来るはずもないんだ。


ほとんど諦めかけた時だった。


「新君」


そう俺の名前を呼んだ人が居たのは。


「何で…」


「だって、新君が待ってるって言ったじゃん」