「新君……」 いつのまにか戻っていた新君。 つい拓真の事を考え過ぎていて気付かなかった。 遊園地に来る前に決めたのに…。 今日は新君だけを見てるって…拓真の事は頭の中から消したつもりでいた。 だけど、全然駄目だ。 全く忘れられていなかった。 目の前に拓真が居るだけだと言うのに私の心臓はもう破裂寸前まで高鳴ってる。