「約束な!」 新君が差し出した小指に私も自分の小指を絡める。 「指きりげんまん!」 この日、新君とみた観覧車からの景色はすごくきれいで。 私はいつまでも忘れる事は無いと思う。 新君と約束したこの約束はきっとまた叶えられる。 複雑に絡み合った、小指からはお互いの脈が伝わってきた。