涙恋ーナミダコイー



「なぁ、結衣」


夢中になっていた私を新君が呼ぶ。


「うん?」


「ちょっとこっち来てもらえるか?」


そういって自分の隣りに出来ているスペースを指さす。


「え!?」


「別にとって食べたりしないって」


そう言って、私を自分の隣に座らせる。