涙恋ーナミダコイー




「教えて…ください」


素直に聞くことにした私を誰か止めてください。


「もちろん。今日は遊園地の観覧車に乗ろうかなーっと思ってさ」


それは思ってみなかった場所。


新君の事だから服を買ったりするのだと思ってた。


「遊園地?」


その行き場は私にとって子供の時以来に行く場所。


小さい頃よく親と来ていたけど、高校生となると来る機会なんて全くと言って良いほどに無くなる。