涙恋ーナミダコイー




「ほんとにごめんね…」


申し訳ない気持ちが私の中をぐるぐると回る。


「何謝ってんのか知らないけど、上島の可愛いし服を見れたから許す」


「…っ!」


かぁっと体中が熱くなるのを感じる。


そんな風に言われたのは初めてだったから。


「あ、今ときめいた?」


からかうように新君が私の顔を覗きこんでくる。