「新君か…うーん、無くは無いかな」 「俺がどうかした?」 1人で考えていると新君が顔を覗いてきた。 「へ??」 私と額がくっ付いてしまいそうな距離感に新君の顔がある。 思わず顔がかぁっと熱くなる。 「もしかしてさっきの…?」 「声に出てた」 私の心を呼んだかのように新君はさらっと答える。