涙恋ーナミダコイー





「いいえ…大丈夫です」


スカートをぎゅっとつかみ顔を俯かせた。


だけど、赤くなったままの顔がちらちらと俺をみる。



「「……」」


お互い何も話すことなくぎこちない空気が漂う。



「あの…」


「あのさ」


お互いの言葉が重なる。