「そう! カードゲーム。学校ではやっているんだ。……出せる?」 「もちろん。でもヒントをちょうだい」 ぼくはヒントを出すことにした。 「手のひらサイズで、うすっぺら。二人で対戦できるやつ」 しーくまさんは嬉しそうにどんっと、むねをたたいた。 「かんたん、かんたん。面白いよね」