俺のもの…さわるな




ねえ…翔?



まだ生きたかったよね。



大学だって合格して、新しい家で2人ずっと幸せに暮らしたかったよね。



結婚式もみんなにお祝いしてもらいたかったよね。



いっぱいいっぱい2人で楽しいことしたかったよね。



神様は許してくれなかったのかな?



あたしたちを幸せにするのが嫌だったのかな?



こんなことになるんだったら結婚なんてまだまだ先でよかったのにね。



翔が工事現場なんかで働いてなかったらいまもあたしたちは笑えていたのかなぁ?




ずっとずっと笑って過ごしていたかったよね。





今、あたしは翔のために泣かないよ。



翔の分までいっぱい笑ってあげたいから。




あたしに涙なんかいらない。



大好きだよ…翔。



またね…翔。