No.1カレシ





「………ねぇ…五十嵐さん?」


「……ん??」


「苗字で呼び合うのって他人行儀過ぎない?そろそろ名前で…。」


照れ臭そうに、チラッと顔を上げる小林君。


……そういえば…そうだよね…。役員も一緒で、今まで結構一緒にやってきてたけど…
全然…考えたこともなかった…。


……断る理由なんてないよね??


「……そうだね!それじゃあこれからは爽君って呼ぶね!」


ニコッと笑ってみせる。