「………ねぇ…五十嵐さん?」 「……ん??」 「苗字で呼び合うのって他人行儀過ぎない?そろそろ名前で…。」 照れ臭そうに、チラッと顔を上げる小林君。 ……そういえば…そうだよね…。役員も一緒で、今まで結構一緒にやってきてたけど… 全然…考えたこともなかった…。 ……断る理由なんてないよね?? 「……そうだね!それじゃあこれからは爽君って呼ぶね!」 ニコッと笑ってみせる。