「…今着てるそのスエットは適当に置いといて…。なら行くぞ…。」 自分で立って歩こうとする万優架を抱き寄せ、 お姫様だっこをする。 さすがに恥ずかしいのかジタバタと、もがく万優架。 次第にしんどくなったのかグッタリ俺の胸に顔を埋めている。 首に当たる万優架のオデコから熱がすげぇ伝わってくる…。 苦しいだろうな…。 「…万優架?ほら、着いた…。」