……ポツ…ポツ…。 外を見れば、いつの間にか雲が雨雲に変わり真っ暗になり始めていた。 「………雨…。」 「…えっ?うっそぉ!私傘なんて持ってきてない!! 帰らなきゃ!!ごめんね、万優架!私先に帰るわ!!」 「……うん…。付き合わせてごめんね。 ありがとう。」 「………まぁ、後は自分で考えなきゃダメな事だから…。 ゆっくりでいいよ、万優架…。ゆっくりでいい。 あっ!!ホントにヤバい……じゃね!!」 「…バイバァイ。」