「やっぱり兄貴は来なかったなぁ」



私は諒平さんの運転で実家に向かう。



「うん」



実家に近づくにつれてだんだん偏頭痛が酷くなる。



私の偏頭痛の元凶は組長であるお父さん。



娘の私を溺愛してくれるのは嬉しいけど…度が過ぎてありがた迷惑になっていた。



溺愛の娘が結婚相手を連れて来るんだーーー・・・


ひと波乱あるかもしれない。