目を覚ましたら病院だった。
「椎葉?具合はどーや?」
「まぁ…はい。」
「びっくりしたわ。血吐いて倒れとるもんで…」
そこには担任がいた。
「点滴が終わったら、帰っていいって。だよね?志多先生?」
「っ‼り…璃子ちゃんっ」
「椎葉の事を心配してきてくれたんだぞー。感謝しろよ」
「あ…ありがとう…」
「どういたしまして。先生!私は、塾があるのでこれで失礼します。ばいばいっ久榴実ちゃん!」
「うん。」
「椎葉さん。気分悪くないですか?」
気づいたら寝てしまっていた。担任の先生は帰ったみたい。
「はい。ちょっと体が熱いです。」
「熱はかってみましょう。点滴は…もう終わりますね。」
ピピピピ
「37.8か…少し熱がありますね。お母さんに連絡しておいたので迎えが来るまでここで休んでていいですよ。」
「はい。ありがとうございます。」
これじゃあもう璃子ちゃんに会えないよ…
