無愛想な君を笑顔にする方法【短編】




翌日ー...


俺は朝来て一番に古田に
ノートを返しに行った。


「古田、あのさ...これ」


そう言って昨日借りた
ノートを差し出した。


「あ..ありがとな...」


「うん、どういたしまして」


「あれぇ?なんで
 眼鏡と将が一緒にいるの?」


昨日からいちいち
つかかってくる女子が
話しかけてきた。


「ノート貸してもらったんだよ...」


「いいなぁ~、眼鏡ちゃん
 アタシにも貸してよぉ」


何だよ、コイツうっとうしい...
早く向こう行かないかな...?


「め...眼鏡ちゃんじゃないです...
 古田 泉です...」


「はぁ?そんなのいいわよ!
 早く貸してよ~」