忘れる訳がない……
あの言葉で、あの女が最低男にとって
どんな存在なのか分かったから。
「うん、覚えてるよ。」
(尚希って、あんまり自分のことを
あまり話さないんだよね。
最初は、みんなと打ち解けなかったけど
段々と徹夜達と打ち解けってね。
それからかな……尚希が自分のことを
少しだけ話すようになったのは。)
春綺君は、懐かしそうな顔をして、
あたしに話してくれた。
(捺海ちゃんが言ってた、その人は
尚希の彼女“だった”んだよ。)
春綺君の言葉に引っかかる。
えっ………??
だった??
ってことは……別れたってこと?
「じゃあ、その女とアイツの
関係は終わってるってことだよね。」
(うん、尚希から直接聞いた
話しだけど……

