あれから、あたしは最低男と いるのが何だか気まずい。 どうしても、あの女の存在や 最低男の、あの表情が頭から 離れられない。 キュッ…… 水を止めて濡れた手を最低男は 拭いた。 「お前、ソファーに座れ。」 「えっ……?」 意味が分からなくって、聞き返すと…… 「良いから、黙って座れよ。」 最低男は、そう言ってリビングを 出て行った。 あたしは、訳が分からないまま ソファーに座った。