「ハァー……マジで危ねぇ。」







最低男の、息があたしの耳元に
当たる。






「…………ごっ、ゴメン………」







あたしは、最低男に後ろから
抱き締められるような
大勢になっている。







謝って、見上げると直ぐそばに
最低男の整った顔があった。







………………………!!!!






あたしは、直ぐに目を逸らして
水で冷やしている指を見た。








「お前、マジで気を付けろよ。


女なんだから、跡が残ったら
どうするんだよ。」








「うん、今度から気を付ける……」