れおんと、春綺ってことは……



アイツか。





すると、隣に座っていた女が
話し掛けて来た。







(ねぇ、尚希……


あの女って尚希の知り合い
何でしょ??)






女は、そう言って捺海達の方を見た。


  




「あぁ……」





この女は、コレクションの中で
俺のお得意様。




コレクションの中で一番お金を出す女。



それに、毎日って程に来ている。







(言ってみようよ、尚希ー)







「分かったよ。」







俺は、仕方なく捺海達の方に
向かった。