すると、隣に座っている
れおん君から視線を感じた。
「………ん?どうしたの??」
れおん君を見ると、あたしの
手首をジッと見つめていた。
(なっちゃん、このリストバンド
可愛いねぇ~)
れおん君は、そう言って右腕の
手首に付けているリストバンドを
触った。
「あっ、そう……?
コレ以外にも沢山あるんだよ……(笑)」
あたしは、苦笑いをして答えた。
(ねぇねぇ、ちょっとだけ
リストバンド見せてー)
れおん君は、笑顔で言って
リストバンドを取ろうとした。
ドクン……
「触んないで!!!!」
ガッシャン……!!
れおん君が、触れた瞬間……
右腕を思いっ切り振りほどして
テーブルに置いてあったウーロン茶が
腕に思いっ切り当たって床に落ちた。
((………………………………))
「……………あっ…………」
我に返ると、れおん君と春綺君は
呆然としている。