最初は、凄く嫌いだった。
年下の癖に生意気で
自分勝手で………
とにかく、尚希が
大嫌いだった。
だから、捺海ちゃんを
見てると思うの。
あぁ、捺海ちゃんって
昔のあたしみたい。
カラオケに行った時に
そう思った。
そして、尚希は何故か
あたしの所にしつこく
来た。
最初は、迷惑だったけど 段々と好きになっていた。
そして、尚希に告白
された時は本当に
嬉しかった。
そして、一緒に住んで
凄く幸せな日々だった。
だけど、その幸せな
日々は簡単に壊されて
しまった。
尚希が両親に紹介して
尚希の両親は、猛反対をした。
そして、尚希が世界的に有名な財閥の跡継ぎと
知りその上、婚約者が
いると知った時………
あたしは、半分……
諦めていた。