「ハッ……?」






俺の癖??







自分の癖がある何て
初めて知った。








(そう、尚希って……

そうなると、いつも
首を触る癖があるよね。)







「何で分かるんだよ。」





聞くと満里南は
クスッと笑った。






(クスッ………


分かるに決まってる
でしょ?


あたし、尚希の元彼女
だよ??


それに、一緒に住んで
たんだから尚希の癖
ぐらい知ってるよ。)






「そうだよな。」






(でっ、何があったの??)







満里南は、泣いて赤
くなった瞳で俺を見つめた。