同居人はNO.1ホストー2ー3ページまで修正







「………っ…うっ………」






(……………………)





あたしが、叫んだ
瞬間……




春綺君の動きがピクリと 止まった。





瞑っていた瞼を恐る恐る 開けると……








(………で……よ……)





春綺君の口から小さい
声が聞こえた。






「えっ……??」







(……何で………

何で、アイツなんだよ
っっ!!)







「……春…綺………
……くん……??」






今まで、聞いたことが
ない声だった。




いやっ、むしろ………




春綺君が、声を荒げる
何て……





突然のことに、あたしは、ただ俯いている春綺君を見つめた。






(何で、アイツ
なんだよ……


何で、アイツのこと
嫌いって言ったのに……

何で、アイツの名前を
呼ぶんだよ………)





春綺君の肩が、微かに
震えていた。