まさか、春綺君といる
何て言える訳ない。
しかも、ホテルにいる 何てそれこそ言えない。
言ったら何されるか
…………
あぁぁぁぁ……!!!!
考えるだけで
恐ろしいっっ!!!!!
そんなことを考えて
いるとー……
「あっ…………」
後ろから気配を感じたと思ったら持っていた
携帯が取られてしまった。
えっ………??
春綺君は、あたしの
後ろに立って引き
締まった腕を首に
回した。
抱き締める大勢で
ケータイを耳に近づけた。
まるで、あたしに2人の
会話が聞こえるように。
(もしもし、尚希?)
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