水を飲み終わって テーブルに飲みかけの ペットボトルを置くと ーー……… ~~♪♪♪♪~~ 部屋中に明かるい メロディーが鳴り響いた。 誰だろ……… 「ゴメン、ちょっと 出てくるね。」 あたしは、ベッドを 降りて春綺君に背を 向けて電話に出た。 「もしもし………」 「お前、今どこ?」 一瞬だけ誰か分からな かったけど直ぐに 分かった。 だって、話し方で 分かる。 「えっと…今………」 あたしは、チラッと 春綺君を見た。 どっ、どうしよう………