そんなことを考えながら人混みの中、歩いて
いると………
足が、自然と止まった。
あたしの、視線の先には 見覚えのある姿が見えた。
そして、あたしの体は
金縛りにあったかの
ように固まっていた。
「嘘……………」
何で、ここにいるの??
自分の見ている光景を
一瞬、疑った。
何で………何で…………
その人は、あたしに
気が付いて近づいて
来た。
ゆっくり……
ゆっくりと近づいて
来る。
その人が近づいて
行く程に、あたしの
鼓動は加速していた。
近づいて来た人は
ピクリと止まった。
そして、あたしを
見下ろす。
(久しぶりだな。
捺海……………)

