(優しくって、あたしを一番に
考えてくれてねっ………
凄くステキな人なんだ…………////////)
満里南さんは、頬を赤くしながら
応えた。
満里南さんの表情や声で分かる。
満里南さんは、今…………
ステキな人に出会って………
幸せな人生を歩んでいる。
幸せそうに微笑む満里南さんを見て、
そう思った。
最低男は、可哀想だけど本当に
満里南さんは最低男のことを、もう
好きじゃないんだ。
「良かったですね、ステキな
人に出会えて。」
(うん、凄く幸せ。
あの人となら……ずっと幸せに
暮らせる。)
「そうですか。」
この時の、あたしの気持ちは
嬉しいような複雑なような気持ちが
混ざっていた。
だけど、やっぱり最低男のことを考えれば
何だか複雑。

