「………っ……ゴホッゴホッ……!!」
満里南さんの言葉を聞いて飲んでいた
メロンソーダーが喉にむせる。
あたしは、口を手で押さえた。
「………ゴホッ……………
なっ、何でそんなことを聞くんですかぁ!?」
あたしは、荒くなった息を
落ち着かせて言った。
(えっ、だって捺海ちゃんと
尚希は付き合ってるんでしょ?
なら、良いじゃんー!!!!
私にもステキな人がいるんだし……
一緒に花を咲かせよーうよ!!!!)
花って……………
あたしと最低男は、本当の
恋人じゃないし。
って、ゆうか…………
満里南さんは、本当に最低男のことを
何とも思っていないのかな?
そう思った、あたしは満里南さんに
聞いてみることにした。
「あの、満里南さんは………
旦那さんのどこを
好きになったんですか?」
もしかしたら、最低男よりイケメンとか
優しいとか??
勝手に満里南さんの相手を想像する
自分。
(うーん………
あの人は、尚希よりもイケメンじゃあ
ないなぁ…………
だけど、そこそこイケメンだよ♪)

