「…………………早く、部屋に入るぞ。」
そう言って、ドアの鍵を開けて
部屋の中に入る最低男。
あたしは、寂しそうに見える
背中を見つめながら家に入った。
まさか、満里南さんが結婚してた
何て…………
衝撃的な展開に、最低男に何て
言ったら良いのか分からない。
リビングに入ると最低男は
冷蔵庫から飲み物を出して
思いっ切り飲んだ。
何か、アイツに言ってあげたい。
だけど、何て言ったら良いのか
全く分からない。
最低男の背中は凄く寂しそうに
見えて仕方がない。
「ねぇ………………」
あたしが、遠慮がちに話し掛けると
最低男は、あたしの方を向いた。

