マンションに着いて、エレベーターを
降りると…………
誰かが、ドアの前に立っていた。
目の前のドアは明らかに最低男ん家だ。
辺りは、薄暗くってハッキリとは
良く見えない。
段々と進むと…………
最低男の動きが止まった。
「……………………………………」
「どうしたの………??」
最低男を見ると、立ち尽くしたまま
何かを見つめていた。
最低男が見ている方を見ると……………
「………………まり…………な………」
えっ、まりなって…………………
薄暗くってハッキリとは分からないけど
最低男の声が震えていることは
分かった。

