同居人はNO.1ホストー2ー3ページまで修正








駐車場に着いて車に乗ると、
ほんのりと甘い香りがした。





前に、春綺君の車に乗った時に
香った香りとは、真逆だった。





春綺君の時は、爽やかって言うか
何と言うか春綺君らしい香りだけど
最低男は、甘い香りなんだけど
最低男らしい香りが車に広がっていた。





最低男は、運転しながら窓を開けて煙草を吸った。






それにしても……


どこに向かってるんだろ。







「ねぇ、どこに行くの??」





「行けば分かる。」






最低男は、見向きもしないで
答えた。