最低男の言葉を聞いて力を 入れていた肩が一気に抜けた。 「ありがとう…………」 コイツは、時々………… あたしに優しい…………… 「礼は、いらねぇーから………… 代わりにしてくれるか??」 「…………………………??」 ハッ………?? 何、してくれるって………… 最低男の言葉が理解出来ずに いるとー………… 最低男は、体を離すけど背中に 回されていた手は肩に置いたまま、 あたしをジッと見つめた。 えっ、何々!? いきなり、見つめて来て!! 「キスしろよ。」