同居人はNO.1ホストー2ー3ページまで修正











「嘘付くなよ、親父に何か
言われたんだろ?


話せよ…………」





ソファーに座っている、あたしの
腕を掴み見下ろしている最低男の
瞳が、あたしをジッと見つめる。





 

その瞳や掴む腕の力が、凄く
優しかった。






お願いだから、そんな風に
見ないでよ。





そんな、優しい声で聞かれたら
全部話しちゃいそうじゃん。







駄目だ…………コレ以上……………






こうしてたら、甘えてしまう。





あたしは、グッと抑え込んだ。






「何も……ない…………



お願いだから……コレ以上…………


優しくしないで……………」






あたしは、腕を掴まれたまま
俯いた。