同居人はNO.1ホストー2ー3ページまで修正











もう、あの日から泣かないと
決めたのに…………






あたしは、涙をこらえて
スカートの裾を強く握り締めた。








(それじゃあ、コレで私は
失礼するよ。)






そう言って最低男のお父さんは
立上がってリビングを出た。






その瞬間、力が一気に抜けた。






“君のことなら何でも知っている………



学歴、友人、恋人………家族………





可哀想にねぇ……



まだ、幼かったのに。”





その言葉が、あたしの頭の中で
何回も繰り返す。





嫌だ……………



思い出したくない………………




あたしは、涙をこらえながら
頭を抱え込んだ。