段々とヤッていく内に最低男は
ブランコが、こげるようになった。
その後も、鉄砲を教えたりした。
まぁ、最低男はブランコと
同じように転んでしまった。
しかも、尻餅。
最低男は、何故か鉄砲にキレていた。
俺様が出来ないのは、この鉄砲が
いけないんだっとか言ったりした。
自分が出来ないのがいけないくせに。
最低男もプライドが高いのか
何回も挑戦した。
そんな、最低男を見ていて
あたしは自然と笑顔になっていた。
夜の公園は、少し肌寒かったけど
アイツといる時は凄く温かった。
シーンと静かで寂しい公園は
凄く騒がしくって寂しい公園では、なくなっていた。
あたしは、最低男と一緒に
遊んでいた時に願っていた。
少しでも、アイツが……
初めての公園を……
どれだけ楽しいのかを……
そして……
ほんのわずかでも良いから
アイツの心の中に残っていて欲しいと
心から……願っていた。

