婚……約者…………?
あたしは、腕を絡めている2人を
ジッと見つめた。
突然の展開に言葉が詰まってしまう。
「嘘………だって………
そんな話し聞いてない……」
声が震えているのが、自分でも
分かってしまう程あたしの声は
震えていた。
そんなの………
あたしは、聞いていない。
アイツに婚約者がいる何て……
じゃあ……何でー…………
あたしに仮の女になれって
言ったの??
あたしにじゃなくっても婚約者が
いるんだから、その婚約者に
頼めば良いのに。
本当は、アイツ……………
あたしをからかってたの??
そんなことばかり思ってしまう。
(あの人は、高宮麗子と言って
高宮財閥グループの娘なんだよ。)
えっ、財閥ってことは…………
お嬢様……!?
あたしは、直ぐに最低男の隣にいる
女を見た。
確かに、見ると本当に………
お嬢様って感じの女。

