同居人はNO.1ホストー2ー3ページまで修正












「だから、公園にある遊具なんて
一度も遊んだことがない。



俺の家って教育が厳しかったから
同世代の奴と遊んだこともないし、
あまり話したこともない……」






ズキッ……





最低男は、何故か凄く寂しそうな
表情をしていた。





その表情が、あたしの心を
大きく縛り付けた。






その表情には、何かを抱えている
ような表情に見えた。






そんな最低男を見て自然と
あたしは、最低男の手を握っていた。







そんな、顔しないでよ……





アンタらしくないじゃん。






そんなことばかり思ってしまう。






「……じゃあ、あたしが教えてあげる。


ブランコのやり方とか他にも
あたしが沢山教えてあげる……!!」






気が付けば、あたしは大声で
言っていた。






大声を出して我に返るとー……







「…………生意気なんだよ……



お前の癖に。」







ペシッ……





最低男は、あたしのオデコに
ビンタした。