そんな、あたしを見て春綺君は………
(ちょっと、車の中で話そうか?)
あたしを見て何か気が付いたのか
春綺君は、気を使うように
あたしに接した。
何か、いつも春綺君に迷惑
掛けてるよね……あたし。
そう思いながら春綺君の高級車に
乗る自分。
車には、前と変わらない甘い
香りがした。
(それで、捺海ちゃん……
どうしたの??)
春綺君は、あたしをジッと見た。
何かもう、あたしの悩み相談
相手って……春綺君専門みたいな感じに
なって来てるよね。
アイツのことを話しても良いのだろうか……
でも、話さないくちゃ何も
分からない……
それに、いつもアイツと春綺君は
結構いるし同じ仕事仲間だから
何か知ってるかもしれない。
そう思って、春綺君に打ち明けた。
「実はー………」
あたしは、まるで魔法に掛かったかの
ように全て春綺君に話した。

