*** 「お帰りなさいませ、華恋お嬢様」 家に帰ると、入ってすぐ 執事の和田が綺麗にお辞儀をしてくる。 「あー、ただいま。和田っち」 和田っちのお堅い態度に比べ、私、ゆるいなあ。 「今日は随分と御疲れのようで・・・」 言いながらさりげなく、私の鞄を持つ。 「やはり高校は疲れるでしょう。せめて私共が、送り迎えできれば良いのですが・・・」 「大丈夫だよ、和田っち!それに、送り迎えはやめてって、私が頼んでるんだからさ」