「私は、前から、伶の事が好きだったの!! 卒業式になったら、言おうと思って。そ、それだけだから、じゃ!」 佐里は急に恥ずかしくなり、この場から逃げようとした。 だが、伶に腕を掴まれてしまった。 「ち、ちょっとはなし‥「俺もずっと佐里の事が好きだった。」 そう言い、伶は佐里を力強く抱きしめた。