「あずさんまで来てくれたんだ…
ありがとう~」


リズは丁寧に言葉を並べた。


「あははっリズ、
あずさんって!
何その呼び方~!」

愛香は思わず吹き出している。

「だってー。
あずささんって言ったら舌咬んじゃうもん。」

「納得~
あずさささんってなりそ~!」


「…さ が多すぎ…
愛香…。」


「何か、
シュババババーンって感じぃ~
あずさ、早くね?」


「…いや
意味わからんけど…」


ゲラゲラと愛香は爆笑している。

それにつられ、リズも笑いが止まらなくなっていた。