足首に痛みが走った。 「あーぁ…切れてるじゃん。」 そう。 私の足首は、階段から落ちた拍子にズバッと切れていたのだ。 「ほら、消毒するよ!」 「うぁぁあっ!!痛い痛い痛い!さ、聡ぃ…痛いよぉ…(泣)」 「ちょ、こんくらいで泣いてんの!?今日から高校生だよ?!」 「そ、そーだよね…」 「よしっ!エラいぞ!! 幸歩っ♪」 頭をなでてくれる聡。