「……ここ」 なんて浸ってる私に気づくこともなく、鏡越しに映る陽呂はそっと私のお腹に手をあてた。 「はぁ? お腹出て来たとか言いたいの!?」 最近忙しくて逆に痩せたくらいなんですけどー! そう怒る私に 「え? もう出るんですか?」 素っ頓狂な声を出す。 はあ? 陽呂、何言ってんの? 「陽呂? 意味わかんないんだけど?」 「え? あー! そっか。 俺を驚かそうとしてたんだ? ごめんごめん……俺、何にも知らないからね」 そう満面の笑みで、去って行ってしまった陽呂。 何だったの?